「内職をしてみたいけれど、ネットにある求人はどれも怪しくて不安……」
そんなふうに思いませんか。私はずっとそう思っていましたw
特に未経験者やブランクがある方にとって、自宅でできる仕事を探すのは、かなりハードルが高いものです。
でも実は、東京都内では多くの自治体が「内職あっせん制度」を設けており、地元で安心して始められる仕事の紹介を行っています。
こうした制度の存在を知らず、個人で求人を探してトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
だからこそ、信頼できる公的な制度を活用することが、安心・安全に第一歩を踏み出す鍵となります。
今回は、制度が充実していて利用しやすい「おすすめ自治体5選」をご紹介します。
「家計を少しでも助けたい」「在宅でできる仕事を探している」という方は、ぜひ参考にしてください。
内職するなら自治体をチェックすべき理由
内職を始める際は、自治体が提供する「あっせん制度」を活用するのが最も安全で確実な方法です。
これらの制度は、市区町村が直接関わっているため、詐欺の心配がなく、安心して申し込むことができます。
多くの自治体では、内職希望者向けの登録制度やサポート窓口が設けられており、実際の仕事内容の説明や相談対応なども受けられます。
「知らない相手とのやりとりが不安…」「何から始めればいいかわからない…」といった不安を抱えている方にとって、こうしたサポート体制は心強い味方になります。
実際に、私も育児中に自治体の制度を利用して内職を始め、月2~3万円の収入を得ることができました。特別なスキルがなくても、自宅でできる軽作業から始められるのが大きな魅力です。
収入は決して高くはありませんが、「安心してコツコツ働きたい」「家庭の事情に合わせたい」という方には非常に向いています。
東京都でおすすめの自治体5選
① 世田谷区|安定した制度と月1回の説明会
世田谷区は、内職支援に特に力を入れている自治体の一つです。
「三茶おしごとカフェ」では、月1回の内職説明会を実施しており、初めての方でも安心して参加できます。
登録制で、自分の生活スタイルやスキルに合った仕事を紹介してもらえるのも大きなメリットです。
近年ではシニア層の参加も増えており、地域ぐるみで支え合う働き方が広がっています。
② 練馬区|申込簡単&幅広い年齢層に対応
練馬区は、内職希望者向けの案内が明快で、誰でも利用しやすい環境が整っています。外で働くのが難しい人向けに、自宅での作業を紹介する内職事業所の情報を提供しており、主婦や介護中の方からも人気があります。
また、区の公式ページでは、登録不要で基本的な情報を確認できるため、まずは情報収集から始めたいという方にもおすすめです。
③ 杉並区|家庭と両立しやすい仕事中心
杉並区では、家庭内職の求人情報が多く、育児や介護と両立しやすい仕事が豊富です。特に、主婦層やリタイア後のシニアからの支持が高く、「細く長く」続けられる仕事を探している人にぴったりの環境です。
公式ページでは、求人の詳細が具体的に掲載されているため、仕事内容のイメージがしやすいのもポイントです。
④ 大田区|制度歴が長く実績あり
大田区では、内職支援の実績が長く、公益財団法人大田区産業振興協会が運営する「+WORK」事業が内職の紹介・相談を行っています。
専門スタッフによる個別対応が特徴で、「こんな仕事ができるかな?」という不安も丁寧に解消してくれます。
地域に根ざした安心感と、継続的なサポート体制が整っているのが魅力です。
⑤ 三鷹市|多様な内職内容と丁寧なサポート体制
三鷹市では、生活経済課が中心となり、市内在住者を対象に内職のあっせんを行っています。
取り扱う内職の内容は、マイクの部品作りやシール貼り、コイルセットなどの軽作業から、裁縫や刺繍、アクセサリー作り、洋服・小物のミシン縫製など多岐にわたります。
未経験者でも始められる仕事も多く、特定のスキルが必要な作業についても、事業所からのサポートや器材の貸与があるため、安心して取り組むことができます。
自治体内職のメリット・デメリット
自治体が関与する内職制度には、信頼性の高さという最大のメリットがあります。
詐欺の心配がなく、地元密着型の支援を受けられるため、初めての方や再スタートを切りたい方にぴったりです。登録も基本的に無料で、仕事の紹介を受けるまでのプロセスもシンプルです。
一方で、報酬は比較的低めであり、人気の仕事には応募が集中しやすいという側面もあります。
副収入として考えるのが現実的ですが、「少しでも収入を得たい」「地道に続けたい」という方には非常に有益な制度です。
内職相談窓口一覧(東京都提供)
内職に関する相談は、各区市町村の相談窓口で直接行うことができます。どこに相談すればよいかわからない場合は、まずはお住まいの自治体の窓口に連絡してみましょう。
以下は、東京都内の主な自治体で設置されている内職相談窓口の一覧です。

参照元:TOKYOはたらくネット
在宅ワークとの違いと併用のコツ
在宅ワークと自治体内職の違いを理解することは、無理なく収入を得るために重要です。
クラウドソーシングなどの在宅ワークは、スキルや経験が求められることが多く、単価が高い一方で、仕事探しや自己管理の負担があります。
一方、自治体内職は単純作業が中心で、特別なスキルがなくても始めやすく、継続しやすいのが特徴です。両者を併用することで、一定の安定収入を保ちつつ、スキルアップを目指すことも可能になります。
まとめ|まずは自分の自治体をチェックしてみよう
内職を検討しているなら、まずは自分の住んでいる自治体の制度を調べてみましょう。
東京都内には、信頼できるあっせん制度を持つ自治体が多く、安心して仕事をスタートできます。
「やってみたいけど不安」「求人の見分け方がわからない」という方は、今回ご紹介した自治体から情報収集を始めてみてください。小さな一歩が、思いがけず大きな安心感と収入につながるかもしれません。